いつか自分なりに文にまとめてみようと思ってた持論

MTG(というか対戦ゲーム全般?)で起こるミスプレイの要因は多種多様であるけど、いわゆる「普通の状態なら見過ごさないはずなのにミスしてしまう」状況の多くはこの「思考の慣性」のせいだと考えている(※造語です)

割と伝わる人は伝わると思うけど、典型的な具体例としては
・序盤からテンポよくこっちに都合のいい展開だった
・調子に乗ってオールインしてみたところ、相手はギリギリ生き残った
・気が付いたらそのオールインのせいで不利な盤面に逆転されていた(ないしは返しに負けていた)
こんなの。

わかりやすい例として自分にとって有利な展開としたが、不利な展開でも同じようなことは起こる。不利ではあったが、的確なプレイさえしていれば逆転できていた、という状況

じゃあなんでこういうことが起こるのか?というと
持論としては「今まで考えていた思考のベクトルとは別の方向に思考を向けることができない状態」になっていたからだと考えている
つまり、上述の有利盤面からの例としては押していけば勝てる状況が長く続き、その思考以外をすることが難しい状況になっていた、ということ

これを自分としては「思考の慣性」と勝手に呼んでいる


ちなみにいわゆる岡目八目ってやつはこの思考の慣性がギャラリーは持っていないから起こるのだと思っている
当事者としては全体のゲームの流れに沿った考えしかできないが、そういった流れに乗ってない観戦者は慣性を持っていないためより冷静な視点を持てるということ
真剣味の差で結局当事者のほうがより見えていることも多いだろうけど



じゃあどうやったらこの「思考の慣性」から逃れられるか?というと
正直にいってあまり方法論ができていない

長く同じ状況が続いた場合は一回深呼吸するだとか。
相手視点でものを考えるとか
レアケースに目を向けてみるとか(慣性の外に目を向けるということ)

言葉で言ってしまえばいくらでも対策はあるように見えるが、結局本質的にはその「慣性を持ってしまっていること」に自分が気づけないことが問題なので
「対策をするか否か」という判断自体ができないのだ。大抵気づくのは慣性に乗って大きく飛び出してしまった後だ

それでもちゃんとそういう状況があるということを認識するかどうかで気づけるかどうかは変わるので一度ちゃんと文にしてみたかった





いわゆるティルトも広義的にはこの思考の慣性に入ってると思うが、感情的な問題なしでもこの慣性は働くと思っている
同じ状況、同じ解決、これが続いて問題すら起こらないと、無感情でも同じ選択を繰り返してしまうという習性自体があるってことは一度考えた方がいいと思う

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